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Campanulaceae
 キキョウ科


 
Campanula glomerata acaulis
ヒメヤツシロソウ
 母種のグロメラータはユーラシア北部に広く分布し、近似種のヤツシロソウが日本にも自生している。母種は60cmにもなる大型種だか、この変種は丈15cm以下の小型の変種。非常に強健で、露地栽培では放任でも良く育つが、根の成長が旺盛なので、鉢栽培ではポットバンド(根詰まり)予防のために、春に細根を整理して植え替える。

  Campanula patula
カンパヌラ・パツラ

 欧州の山地草原に自生する種で、小さなロゼット状の根生葉から花茎を伸ばし、上部で分岐して沢山の花を咲かせる。花茎は細く柔軟で、少しの風にも揺れる姿は繊細で可憐。開花結実すると枯れる2年草だが、こぼれた種子から発芽して、年を追って個体数を増やし、沢山の花を咲かせる強健種。
Campanula persicifolia 'Planiflora Alba'
 
Campanula persicifolia 'Planiflora Alba'
カンパヌラ・ペルシキフォリア 「プラニフロラ・アルバ」
 日本では、異名の カンパヌラ・ニチダ「アルバ」の名が定着してしまっている。基本のペルシキフォリアは欧州に広く分布し丈90pにもなるが、この品種は20p程度。大輪純白花で強健。

  Campanula persicifolia 'Planiflora'
カンパヌラ・ペルシキフォリア「プラニフロラ」
 知名度が高いニチダ「アルバ」に比べると、基本のブルーのニチダは影が薄いが、草丈は「ニチダ」と同じく20cm弱で、花色はライトブルー。これもなかなか美しい。
Campanula tridentata
 
Campanula tridentata
カンパヌラ・トリデンタータ
 コーカサス山脈に分布する美しい種類。アルムで栽培している系統は、底白の大輪花で豪華に咲いてくれる。主根が一本の「ゴボウ根」タイプなので株分けができず、繁殖は実生によるが、苗の成長が遅く、あまり流通しない。草丈15cm。
  Campanula saxifraga
カンパヌラ・サキシフラガ
 トルコからコーカサス山脈に分布する。花は大輪で、分類によってはC. saxifragaや、C. bellidifoliaは、トリデンタータの変異に含めてしまうが、葉の形態や、花の形態は、それぞれ微妙に異なる。個体変異の幅もあるので分類は難しいが、園芸的には、花が美しければ問題はない。
 
Campanula barbata
カンパヌラ・バルバタ

 欧州アルプスからカルパチア山脈の山地草原に自生する種で、日本には昭和初期に導入されて「ミヤマツリガネソウ」と名付けられた。花茎は30cm近くまで伸び、大鉢植えや露地植えでは株立ちになって花茎の数も多くなる。
  Campanula barbata
カンパヌラ・バルバタ

 全草に長毛を帯び、花色はライトブルーから白で、個体により中間色もあって、どれも美しい。花が大きいので切花にも向くが、丈が少し足りない。

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