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その他の科 3


Succisa pratensis 'Dwarf form'
 
Succisa pratensis f. alba
Succisa pratensis 'Dwarf form'
スッキサ・プラテンシス・ドワーフ フォーム (マツムシソウ科)
 通称・ヒメマツムシソウモドキ。基本のSuccisa pratensisは欧州の山地等に広く分布する大型の種類だが、このフォームはコーカサス山脈産の矮性の個体。丈10cm余りで多花性。花が少なくなる初秋のころから晩秋まで、次々と咲いてくれる。
  Succisa pratensis f. alba
スッキサ・プラテンシス・アルバ (マツムシソウ科)
 通称・白花ヒメマツムシソウモドキ。白花個体は欧州の各地で見出されているが、どれも大型。これはアイスランドで見つかった丈15cm余りの純白個体。こちらは夏咲きで、やはり多花性。文献によってはマツムシソウ属とされScabiosa succisa の学名も使われている。
 
Polygala calcarea 'Lillet'
Scabiosa columbaria 'Alpina Nana'
スカビオサ・コルンバリア「アルピナ ナナ」(マツムシソウ科)
 通称・ヒメマツムシソウ。基本のScabiosa columbariaは、北アフリカから欧州を経て、シベリアにまで広く分布し、丈30〜60cmの大型種だが、その園芸選抜品種で、丈10〜15cmと小型。二年草が多い中で、この品種は完全な宿根性で、しかも非常に強健。
  Polygala calcarea 'Lillet'
ポリガラ・カルカレア「リレット」 (ヒメハギ科)
 ピレネー産。この種はあまり木質化せず、成長が遅いが、大きくなると直径30cmを越すマットになる。
 
Bupleurum ranunculoides ssp. alpinum
;レブンサイコ (セリ科)
 周極地域から北海道の高山風衝地にまで分布する種類で、基準標本はカムチャツカ。Bupleurum(ミシマサイコ属)では最も小型種で、花も個性的。渋好みには見逃せない魅力的な姿だが、北海道以外ではあまり栽培されていない。
  Bupleurum ranunculoides ssp. alpinum
;レブンサイコ (セリ科)
 Bupleurum属は世界に70種ほどあり、ほとんどは大型の草本だか、この種は丈10〜15cm。一つの花のように見えるのは小散形花序で、10数個の花が集まっている。花弁のように見えるのは、小総苞片。
 
Berberis x stenophylla 'Corallina Compacta'
;ベルベリス・ステノフィラ「コラリナ・コンパクタ」
 メギ科メギ属の矮性潅木。南米チリとアルゼンチンの高緯度地方に原産のB. darwinniiとB. empetrifoliaの交配種で、丈20cm余り、濃緑で皮質の照葉でオレンジ色の花を咲かせる。花期6月。
  Berberis x stenophylla 'Corallina Compacta'
;ベルベリス・ステノフィラ「コラリナ・コンパクタ」
 メギ科の植物は個性的な花が多い。この品種も蕾は濃い柿色の球形で面白い。1930年に北アイルランドのナーセリーで作出された最も小型で魅力的な交配品種。耐寒性も強い。

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