Alm
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Ericaceae
ツツジ科 1


 

Phyllodoce caerulea
エゾツガザクラ・大輪個体

 写真では判別困難だが、かなりの大輪花。原産地不明の斑入り個体の実生苗。肝心の斑入り個体は殆ど出現しなかったものの、自生地でも稀に見る豪華な花の個体が得られた。世代交代で更に大輪の個体作出は可能だと思うが、ツツジ科矮性低木の実生は、育苗初期にかなりの根気とケアが要求されるので、そのうちに…と先送りしている。

 

Phyllodoce empetriformis
フィドローケ・エンペトリフォルミス
 北米西部特産のツガザクラ属で、アラスカからカリフォルニアにかけての高山に分布する。花冠は濃いピンク色で、壷形にならず半球状に開く。樹形は産地等による変異が著しい。挿し木繁殖が困難なため、日本では普及していない。

 

Cassiope lycopopdioides 'Beatrice Liley'
イワヒゲ「リレイ」

 イワヒゲ属は北極周辺と北米、ヒマラヤから中国、ビルマにかけての高山(シノヒマラヤ)に12種が知られている。狭義のイワヒゲはカムチャッカを経て、アラスカまで分布する。「リレイ」は英国で選抜された非常に多花性の個体で、原産はアラスカらしい。

 

Cassiope lycopopdioides 'Beatrice Liley'
イワヒゲ「リレイ」
 (花のアップ) 
 イワヒゲ属は同じ種類の中でも、葉の太さや、花の形、萼片の色などに変異の幅があり、英国では多くの交配種が作り出されている。

 

Cassiope 'Medusa'
カシオペ「メデューサ」
 日本産イワヒゲと立性のヒマラヤ産イワヒゲとの交配種。雑種強勢になって花着きが良く、花もやや大振り。

 

Vaccinium vitis-idaea 'Koralle'
コケモモ「コーラル」
 欧州北部産のオオコケモモに近い個体でドイツでの選抜個体とされる。全体が大きく、葉も小型のシャクナゲ属ほどの大きさがある。房咲き多花性で、実も大きく房成りになる。種小名vitis−idaeaは「イダ山のブドウ」という意味だが、この個体では、それが頷ける。

 

Vaccinium vitis-idaea minus
極地ヒメコケモモ
 日本でも普通に見られる植物だが、80年代の半ばに英国から輸入したカナダ北部産の個体。丈5cm程で、葉も非常に小さく、これほど小葉のものは日本産では知られていない。

 

Vaccinium vitis-idaea minus
極地ヒメコケモモ
 花も少し小さいが、日本産では最も花色が濃いとされる西別岳産の濃色個体「摩周紅」よりも花色が濃い優品。


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最終更新日 :10/08/13