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Primula modesta matsumurae ex
Uryu ウリュウコザクラ 1970年代に雨龍地方の山中で、残雪から出た露岩上で発見され、故豊国秀雄先生が同定に取り組んだが未同定で終わった。近年、愛知教育大の加藤淳太郎先生のDNA解析でレブンコザクラという結果が出されたが、葉の鋸歯が大きく、礼文産や夕張山地・崕(キリギシ)山産のタイプとも外見が異なる。残雪期以外は近づくこともできない山地に自生するため、現地で咲く花を見た人はいない。幻のプリムラ。 |
Primula
modesta matsumurae cv. 絞り咲きレブンコザクラ 白地に吹き掛け絞り模様。実に風変わりな変異個体だが、残念ながら性質が弱く、栽培は難しい。この個体は白花作出のキィーになりそうだが、実生二代目は標準的なレブンコザクラに戻ってしまう。 ちなみに北海道では、白花レブンコザクラは、まだ存在していないようだが、本州では流通している。試みに何度か入手してみたが全てユキワリコザクラの白花品だった。 |
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Primula modesta matsumurae cv. 崕山レブンコザクラ「霧点」 かつては崕山産ユキワリソウの名で栽培されていたが、その後レブンコザクラとして同定された。礼文産よりも小型で花数も少なく、性質もデリケートなので、あまり人気がないが、アルムでは実生増殖を継続して保存している。その中から出現した淡色の個体。ルーペで見ると白地に青紫の点が散りばめられている。 |
Primula
modesta matsumurae x P. denticulata レブンコザクラ hyb. 「伏見」 レブンコザクラとユウパリコザクラは、他のプリムラと交雑させることが可能で、育種面でも貴重な種である。写真はヒマラヤ産P. デンティクラータとレブンコザクラとの交雑個体。草丈や葉の形状はレブンコザクラを少し大振りにした感じで、大差ないが、花数が多く玉咲きになる。故吉野博吉氏の伏見草樹園で誕生した品種。 |
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Primula modesta matsumurae x P.
denticulata. レブンコザクラ hyb. 「Y334-14」 これもヒマラヤ産P. デンティクラータとレブンコザクラとの交雑個体。愛知教育大の加藤淳太郎先生が交配し、胚培養で作出した。姿はP. デンティクラータに近いが丈10cmの超ミニで、花弁に白い絞り模様が入る。 |
Primula
sorachiana ソラチコザクラ 北海道の日高山脈と夕張山地の沢沿いに自生する固有種。花弁が他のコザクラ類に比べると燕尾状に広く開く。姿は小さく、どちらかというと栽培は難しい。 |
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Primula aff. modesta
fauriae オコッペコザクラ「材木沢」 下北半島産。対岸の北海道・恵山のユキワリコザクラは普通のタイプだが、ここのタイプは姿が小形で、ソラチコザクラに似ている。「材木沢」は、その中の変異個体で、花に白い絞り模様がくっきりと入る。性質はやや弱い。 |
Primula
takedana テシオコザクラ 北海道北部の非常に限られた蛇紋岩地にのみ分布する種。花は抱え咲きで平開しない。花は僅かに黄緑色を滲ませた白花。北海道以外では、あまり栽培されていない。 |
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