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近年のヨーロピアンプリムラ園芸種は、熱心な育種家たちが、プリムラ・アリオニイの園芸品種やプリムラ・マルギナータの園芸品種を使って、競い合うように可憐で魅力的な新品種をたくさん作り出している。その殆どは、まだ増殖数が限られていて地元のイギリスでも入手が難しい。 |
Primula
x allionii 'Clarence Elliott'' プリムラ「クラレンス・エリオット」 1982年、ジョー・エリオットによりアリオニイとホワイト・リンダポープとの交配で作られた。数少ないブルー系の珠玉の銘品。葉の形はマルギナータに近いが、姿は小さくアリオニイ的。 |
Primula allionii
x P. 'White Linda pope' 左の品種と同じで、アリオニイとホワイト・リンダポープとの交配品種。やはりJoe Elliott作出のBroadwell Hybridsで、蜜蜂による交配で誕生したので、このクローンは通称ビークロスBee Crossと呼ばれる。 |
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Primula auricula 'Blairside
Yellow' プリムラ・オウリキュラ「ブレアサイド イエロー」 古くからの品種ではなく、原種オウリキュラの近代の選抜品種で、P. auricula x P. balbisii の実生からのと推定されている。花茎が短く、全体に小型。普通のオウリキュラ原種よりも性質が弱いが、小型の品種を作るために、アリオニイ等との交配に使われている。 |
Primula 'Joan_Hughes' プリムラ 「ジョーン ヒュース」 アリオニイとリンダポープの交配。ジャック・ドレイク作出の有名な逸品だが、アリオニイの性質が強く残っているため、雨除け無しでは維持が困難。 |
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Primula x Marven Alm's form プリムラ・マルベン「アルム選抜花」 マルギナータとベヌスタの交雑品種で、基本品種は紫青色花だが、これはアルムで実生選抜の青色花の個体。 |
Primula x marginata 'Rhenaniana' プリムラ・マルギナータ「レナニアナ」 1903年にドイツから出た古い品種。マルギナータの品種として扱われるが、恐らくはマルギナータとオウリキュラとの野生交雑種と言われている。 |
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