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レレブンウスユキソウ・八重咲き風 Leontopodium discolor ex Rebun

Leontopodium discolor  ex Rebun
レブンウスユキソウ・八重咲き風 (キク科ウスユキソウ属)


  礼文島産のエゾウスユキソウは、古くからレブンウスユキソウと呼ばれ、実生による増殖と選抜の歴史も長いこともあって、現在栽培されているものは、かなり強健である。
 エゾウスユキソウの分布は飛地的で、礼文島の他に厚岸の海岸、道東の藻琴山、東大雪山系の一部などに自生している。産地により微妙に姿が異なり、それぞれ強健度も異なる。十勝地方内陸のほんの一部に遺存しているものは、ある学者さんから種子を頂戴して育てたことがあるが、姿は繊細で見るからに弱々しく、根の形態も異なって別種のような難物だった。
 ウスユキソウ属の花の観賞価値は、綿毛を帯びた白い苞葉にある。一見すると花弁のように見えるが、本来は葉なので、綺麗な星形に揃ってくれない個体も少なくない。それゆえ実生の親株には、端正な星形で咲く個体を選んで播種するのだが、それでも次世代の「花形」は微妙に個体差が出る。そのため、近年では一部のウスユキソウ類もメリクロン苗が流通しているが、草姿や花形は個人によって好みが違うので、そこまで均一化する必要はないと思う。
 アルムでの生産方法は実生がメイン。実生では予期せぬ変異が出ることがあり、より強健な系統の選抜も可能になる。写真の個体はその一つ。苞葉は花弁ではないので、ウスユキソウの八重咲きは有り得ないのだが、中心の頭花が普通の個体よりも多く、半円状に集まり、花弁のような白い苞葉も多くなって、一見、八重咲き風になる。

 



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